映画

偶然と想像

第７１回ベルリン国際映画祭銀熊賞（審査員グランプリ）をはじめ、国内外の数々の映画賞を受賞。濱口竜介監督の冴えた映画話術が満喫できる、３話オムニバスの傑作短編集。

親友同士の他愛ない恋バナ。大学教授に教えを乞う生徒。20年ぶりに再会した女友達。軽快に始まった物語が、途中から不意に思いも寄らぬ方向へ転がりだすさまを、濱口監督が三つの短編から成るオムニバス形式で軽妙洒脱に描写。古川琴音が第1話の小悪魔的なヒロインに扮して圧倒的な存在感を放つほか、渋川清彦、占部房子、河井青葉ら、濱口組の常連俳優たちが集結し、各自の個性と魅力を存分に発揮。第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞（審査員グランプリ）をはじめ、国内外の数多くの映画賞に輝き、絶賛を博した。