逸品の酒の誕生秘話に迫る「銘酒誕生物語」第14弾。酒造好適米の代表・山田錦にこだわる「龍力(たつりき)」(兵庫)と「松の司(まつのつかさ)」(滋賀)に密着。
逸品の酒の誕生秘話に迫る「銘酒誕生物語」第14弾。おいしい日本酒造りに精進する酒蔵を選定し、それに携わる人々や蔵の物語に迫る。番組監修の高木顕統(山形・高木酒造「十四代」蔵元)が自信を持って推薦する銘酒蔵を紹介する。今回は、酒造好適米の代表といわれる山田錦(やまだにしき)にこだわる銘酒を醸す2つの蔵が登場。酒造業界で加熱する山田錦信仰。“酒米の王様”ともいわれる山田錦の魅力にも迫る。
兵庫県は日本一の酒米ともいわれる山田錦発祥の地として知られている。兵庫県姫路市にある1921年創業の本田商店で醸されているのが、銘酒「龍力(たつりき)」だ。会長の本田武義氏は、昭和中期になるまで大手酒造メーカーの酒を下請けで造る、いわゆる「桶売り」だった蔵を、銘酒「龍力」を醸す蔵へと変貌させた。番組では山田錦の歴史や開発にも触れ、本田氏が自身の人生を懸けた酒造りの神髄に迫る。
続いて1860年創業という150年以上の歴史を持つ、滋賀県蒲生郡の松瀬酒造を紹介。ここでは、添加物の入った三増酒と呼ばれる酒を造っていたころ、蔵の存続が危ぶまれていた。しかし、6代目蔵元の松瀬忠幸氏が純米酒造りに挑戦、山田錦との運命的な出会いにより、多くの飲み手に愛される「松の司(まつのつかさ)」が誕生した。
出演
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語り本田貴子
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出演本田武義(兵庫 本田商店)
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出演松瀬忠幸(滋賀 松瀬酒造)
スタッフ
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監修高木顕統